009 X-H1について(その2)

どうもこんにちは、もちづきと申します。今日は前回の続き、X-H1とその愉快なレンズたちについてしっかり書いていこうと思います。

 

本日はカメラについて。


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X-H1, XF35/1.4

 

今や動乱のミラーレス時代。各社がこぞってフルサイズに参入していく中、ただ一つAPS-Cにこだわるメーカーがございます。FUJIFILMです。FUJIFILMのXシリーズは聞くところによると「デジタルカメラでフィルムの色を残そう」という記念プロジェクトということでして、このようにラインナップを広げプロのためにこれを、エントリーにあれをとはじめから決めていたわけではないといいます。そのためかレンズも単焦点多め、広角から望遠まで写真を楽しむということを念頭に置いたラインナップとなっていながらも防塵防滴低温耐性などしっかり使い込める妥協なき製品群であるところ、流石かなFUJIFILMと言えます。


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X-H1, XF90/2

 

そんなFUJIFILMから2018年3月、満を持して登場した新フラッグシップ『X-H1』シネマ分野に切り込むべく在りし日のETERNAや強力なIBIS、静音操作などの様々な機能を盛り込んだある種よくばりセット的カメラが登場しました。それまでX-T2やX-Pro2が小型で買い控えていたユーザーにもよだれ物なのではないでしょうか。私もですが。使い始めて若干4ヶ月、太鼓判を押しておすすめできるボディです。

 

台湾に行ったときの写真を少し。

 

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X-H1, XF35/1.4

ホテルの朝。出がけにあまり構えずとにかく早くシャッターを切った一枚ですが、驚くべきレスポンスでした。


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X-H1, XF56/1.2

10月も下旬に差し掛かる台湾の空気は暖かく、くつろいでいる動物(もちろん人間も)多く見られました。


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X-H1, XF56/1.2

 

九份にて。このときX-T10をお使いの韓国の方と少しばかり話し込みつつスナップ。お互いいいカメラだよねぇという話をしつつ、オタクに国境はないのかもな、と思いました。


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X-H1, XF90/2

京劇の一幕。炎を自在に操る孫悟空。かなり暗所での撮影でしたが、AFは迷うことなくその旗捌きを捉えました。

 

とまぁ、旅行記になってしまっても仕方ないので日頃のスナップとともに精査をしようかなと思います。



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X-H1, RICOH RIKENON 50/2 L

かなり細かい被写体でもきっちり描き込める……やはりセンサー様々です。


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X-H1, XF90/2

 

いただいたチョコレート。スーパーで売ってるようなものですが、かなりこれが美味しくて…。赤の深さがよく出ていると思います。フィルムシュミレーションはクラシッククローム。よく緑や青など、特定の一色に秀でたカメラというのはその補色が潰れたり被っていたりするものですが、このカメラでそういった現象をあまり見たことがありません。Velviaの彩度をあげるなど場合によっては赤潰れを起こすこともありますが…。


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X-H1, XF35/1.4

とあるステーキハウスにてお冷を。ガラスの透明感や結露の水滴まで如実に描写されています。

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X-H1, XF90/2

 

西新宿の夜。街灯がまばらでかなり感度をあげなければならなかった厳しいシチュエーションでもシャドーに妙な色が乗ることなく、かつシャープネスを維持しながら撮ることができました。


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X-H1, XF90/2

 

江ノ島の裏、稚児ヶ淵にて一枚。海を前にこれほどはしゃいだのはいつぶりか、というほど波が岩にぶつかりそうになってはカメラを構え、そしてもっとよく撮れる場所を探し動き回っておりました。斜陽に照らされた白波、撮ったときはシャッターを切りながら心のなかでガッツポーズ。いつかこれを越える風景を撮りたいところ。それもこれもX-H1がいればできる、そんなふうに思えてきます。

 

最後に、X-H1は間違いなくあなたの撮影の幅を広げます。それもジャンルによりますが、とかく使えばわくわくする道具と言えましょう。ダイヤルが多いのも数日で慣れます。どのカメラもそうかもしれませんが、家電量販店の防犯ブザーのついたデモ機を触ってわかることより、実際外の空気の中で扱って初めてわかる良さが本当に多い。写真を撮る人のかゆいところに手が届く。あなたのイメージを実現するカメラであると断言できます。買うとは行かずも、フジフイルムスクエアで安く(もしかしたら無料だったかもしれません)レンタルを行っておりますので、ぜひ予定のないよく晴れた日に連れ出してみてください。迷っている方はぜひご購入をおすすめいたします。

 

ではこのあたりで失礼いたします。次は使っているレンズに関して一筆認めようかなと。ありがとうございました。