012 鏡玉講(その1)
どうもこんにちは、最近XF56しか使っておりません、もちづきです。少々間が空いてしまいました、ご無沙汰しております。
X-H1, XF56/1.2
今回からは「鏡玉講」というタイトルでレンズの選び方、見方や付き合い方などレンズにまつわるいろいろなことを素人の視点から整理していこうかなと思います。
昨年、X-H1を買うにあたり人生で一番頭を捻っていたと思います。学生の懐事情と夢を天秤にかけ、どれとどれを買うべきか、かの有名な像のように四六時中座りながら考えておりました。当時スタジオでバイトなどしておりましたが、仕事以上に機材に頭を悩まされました。
実際、このブログを読んでいる多くの方は「趣味」として写真やカメラを楽しんでいる方と思います。やはり趣味というのは楽しくあるべきで、逆を返せば辛くあってはいけないということにございます。では機材において辛くないとはどういうことか?―それは妥協や後悔の一切ない形で機材と付き合うということでしょう。本稿では自分が以下にして機材に関する合意形成をしていったかということを書いてこいうと思います。どの機材がおすすめかというのは無しにして。
X-H1, XF16/1.4
まずは大体のフローを上げておこうかと思います。
- 今まで得意だった焦点距離、気になる焦点距離を記憶しておく
- 自分のほしい見た目、グリップ、剛性、画素数や機能などに合致するカメラを見つける
- 1と2でミスマッチが起きなければそのまま気になっていた焦点距離、得意だった焦点距離のレンズを選ぶ、おしまい。
- ミスマッチが起きてしまった場合、ボディを選ぶ
- とりあえずそのメーカーの50単(ないしそれ相当、もしくは得意な焦点距離の)を買ってしばらく振り回してみる
- 何が必要かわかり始める
といった感じで。
4でなぜボディを選ぶか、というと自分がボディの使い心地を優先しているからにつきます。というのも、ボディが使いにくくては初めの方で嫌いになってしまう恐れもあるわけで、更にはどれほどレンズや吐く絵が良くとも自分に合わない操作系は最後まで合わないと断言ます。ここばかりは個人の信条によりけりと言えるので可変です。
5に関してはカメラに自分を慣れさせるためです。50mmというのは概ね収まりが良い画角になるので、そのカメラ本体を知る上ではかなり良いレンズと言えます。もしくは前のカメラで使っていて、特に好きな画角を選んでみる。自分は夏頃突然PENTAX KPにSuper Takmar 55/1.8をつけ始め、その画角で撮った写真が一番自分としてまとまりが良いな〜と思えたのではじめにXF56/1.2を買いました。おかげでFUJIFILMへの移行も難なく終わり、すっかり心酔しております…。
X-H1, XF56/1.2
少々与太話が過ぎました。このかぎりではありませんが、このように思考をフローチャートにすると自分の考え方が具体的になりやすいと思います。機材の悩みというのは良くいろいろなベクトルに拡散しがちであり、とかくまとまりづらいものではありますが一度図に表したり、言葉にしてみると一気に解決します。金銭的な問題以外は。
また、こうして理屈を作ることで自分自身を納得させることにも繋がります。実質ゼロ円理論でもいいと思います。毎日使えばどんなものでもタダにございます。シャッターチャンスは日常の中に、今日買わねば今日のシャッターチャンスを逃すわけです。もちろん明日また店に行けるとも限りませんから、その場合は1週間、2週間とシャッターチャンスを逃し続けることとなってしまうわけです。ああおぞましい、こんな事実を前に機材を買わない人がいますでしょうか?
X-H1, XF56/1.2
まあそんなのは良いとして、ちなみに自分はこの方法で数え切れない人にものを買わせている気がします。それでも地獄行きだけは勘弁してくれ。おばあちゃんに道譲ってるし後ろの人がいたらドアを押さえ続けたりしてるから。ツーツーってことでお願いしたくございます。それでは失礼いたします。また次。