011 f1.2、永遠の夢

冬空の中、晴れだからと調子に乗って六本木・フジフイルムスクエア→クリエイト銀座本店→丸の内・フジフイルムイメージングプラザと3つ踏破してまいりました。クリエイトのお姉さんが「このままプラザまで行くとスタンプラリーキャンペーンでA4プリント無料ですよ」なんてニコニコおっしゃるのが良くない。イメージングプラザは思いの外空いていて、デモにフードがついていたりかなりオススメだったりします。東京駅にお立ち寄りの際は是非。


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X-H1, XF90/2

さて、自他ともに認めるひねくれとして「暗いレンズこそ無理をしていなくてゆとりある描写をする」だのなんだのと明るいレンズを手にできない僻み(もちろん比較的暗めの単焦点も好きですよ)をずーっとTwitterでネチネチと呟いていた時分、とうとうX-H1を導入しようとなって何を思ったかボディと同時に滑り込んできたXF56。本日絞りリングの不調の修理から帰り、ワクワクでFUJIFILMお宮参りの間スナップにつけておりました。今日はこの一本について。


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X-H1, XF56/1.2


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X-H1, XF56/1.2


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X-H1, XF56/1.2


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X-H1, XF56/1.2

自分の最初の一本はこれでした。56/1.2でFUJIFILMの基本的な操作系を覚え、FUJINONの旨味に惚れ、大口径の快楽を知り…最近XF35の汎用性の高さにつけあまり登板回数が伸び悩んでいたのは小声で。ただ1日スナップに持ち出してみてその良さを再認識しました。いわゆるスルメレンズというやつです。


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X-H1, XF56/1.2

非WRで水場に持ち出すのはかなり気の抜けないものとなりますが、この画を見てしまうとどうしても撮らずにはいられません。シャドーへの伸び方も極めて自然で、情報量を保ったまま深く沈んでいく印象を受けました。


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X-H1, XF56/1.2

ほとんどの作例は開放で撮影しております。甘くなるように見せつつ中距離でのピント面は目が醒めるほどシャープ。聞き飽きた文句かもしれませんがこれは本当。また開放f値の大きさも相まって低照度での撮影も楽しくしてくれます。


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X-H1, XF56/1.2


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X-H1, XF56/1.2

細かい被写体もなんのその。自分は85mmが1番構図を組み立てやすい焦点距離だったというのもあるかもしれませんが、かなり草花のスナップに使っている気がします。今まで絞りリングが故障していたこともあって日を浴びせていなかったことを書きながら後悔しております。もっと早く修理すればよかったなぁ。


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X-H1, XF56/1.2

一時期写真のバイトで様々な85mm単をとっかえひっかえしていたときがあります。キャノンやニコン、あるときはコシナ、またあるときはシグマと今の現行のものは全て一通り使ったはずです。どれも各社気合の入った性能と描写ですがその中でもXF56は特筆もの。ずば抜けてピント面はシャープ、そしてボケが苦になることもなくイーブンな質。価格はそれなりで女性のカメラマンでも扱いやすい重さとサイズ。ボディとのバランスは最高です。自分はスナップないし普段遣いとして購入しましたが、唯一気をつけるべき点は寄れないことくらいではじめの一本とはいかずとも、めくるめく単焦点の沼の一歩めとして大変オススメの一本になります。


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X-H1, XF56/1.2

あまりにも修理から帰ってきたのがうれしくてはしゃいでスナップをして靴ずれを起こしていました。そんなにひどいものではなかったのでまあ良かったと思いつつ、しっかり対策を考えなければなりません。それではまた。次こそXF90について。